泉温:20℃
成分:ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、鉄、カリウム、炭酸、硫黄、重炭酸ナトリウム
露天:あり(屋外プール)
標高:554m
http://www.balneariosanandres.com/
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初入♨:2011年8月上旬
世界的に有名な高級オリーブオイルのブランド「カスティージョ・デ・カネナ」で知られるカネナの温泉。
古くて情緒ある建物(1774年)は、日本の温泉旅館のアンダルシア版といった風情でした。
泉温が低いため、加熱利用。
泉温:44℃
成分:硫化(カルシウム、マグネシウム、ナトリウム)、鉄、ラジウム
露天:なし
標高:800m
http://www.balneariodegraena.es/
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初入♨:2007年12月上旬
古代ローマ時代から知られ、いまある湯船や丸天井も中世アラブ時代そのままの、スペイン最古級の温泉。
鄙びた村のこじんまりとした銭湯といった感じの、素朴な雰囲気。
お湯がぬるめだったこともあり、風邪をひいてしまったことを覚えています。
泊まった民宿の暖炉に火が入っていたくらいだから、やはり寒かったのでしょう。
(2015年6月追記)
初夏にはちょうどいいお湯加減でした。
ミネラル分が多いため、長く浸かっていると逆に疲れます(通常は15分の制限あり)。
入浴利用前に常駐医師による簡単な問診があります。
前回訪れたのは8年近く前だったにもかかわらず、
わたしたちの記録がちゃんと残っていました。
このあたりは昔から山に洞窟を掘って住居にしているところが多く、
宿泊施設、バルなども洞窟タイプがあります。
洞窟のなかは、夏はひんやりで冬は暖かく、人間の知恵ですね。
(2022年6月追記)
温泉部分が改装され、ホテルも新たに隣接していました。
泉温:35℃
成分:硫黄、炭酸水素カルシウム、マグネシウム、ラジウム
露天:あり(屋外温水プール)
標高:750m
http://www.balneariodealicun.com/es/
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初訪♨:2004年2月下旬
山中の何もないところに突如現れる温泉宿。
夏プール、キャンプ場なども抱える、広大な敷地のアミューズメントパークといった感じ。
泉温:47.5℃
成分:硫黄、重炭酸ナトリウム、鉄、マグネシウム、カルシウム、ラジウム
露天:なし
標高:445m
http://www.balneariosannicolas.es/home.html(ご注意!音が出ます)
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初訪♨:2004年2月下旬
古代ローマ、アラブ時代から利用されていた温泉(そうでないほうを探すほうが、アンダルシアでは難しいかも)。
室内装飾のタイルなどに、アルプハーラ地方らしさが見られます。
どこかへ向かう途中の短い滞在。
ちょうど改装したてで、なにもかも真新しくて気持ちよかったこと、
スペインにしてはお湯が熱め(日本人好み)だったことくらいしか
思い出せません。ごめんなさい。
泉温:47℃
成分:硫黄、炭酸マグネシウム、重炭酸ナトリウム、ラジウム、軟水
露天:あり(屋外温水プール)、無料川湯も
標高:850メートル
http://www.balnearioalhamadegranada.com//index.aspx
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初訪♨:2003年4月中旬、以後数回
アラマ(Alhama)はアラビア語で「温水」。
このあたりは有史以前から人が住んでいた痕跡があり、
古代ローマ人もここの水を利用していた形跡があるとのこと。
いまある建物は現代風ですが、施設内にある12世紀アラブ時代の遺構の一部や、
大理石の浴槽、藍色主体のタイル装飾など、アラブ情緒はそこここに感じられます。
もっとさかのぼり、古代ローマ風円形の、その名も「女王風呂」。
ここでは通常の温泉のほかに、泥浴、チョロ(数メートル離れたところからホースで放水し、
体中にピンポイントで当てる、痛気持ちいい水圧マッサージ)、海藻エッセンス入り風呂なども楽しみました。
個室以外はすべて水着着用。
施設内の温泉や屋外温水プールは有料ですが、
すぐ脇を流れる川に、同じ温水が流れ出てくる場所があります。
石で囲まれた、10人も入れば混雑感のある「無料公衆足湯場」といった風情。
いつ訪れても、近くの村人やハイカーが足湯、半身浴をしている風景に出会います。
わたしたちも何度か、山歩き帰りに足湯させてもらっています。
泉温:58℃
成分:重炭酸ナトリウム、塩化ナトリウム、マグネシウム、ラジウム
露天:あり(屋外温水プール)
標高:461メートル
http://www.balneariosierraalhamilla.es/index.php
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初訪♨:2001年末〜2002年年始
スペインで最初に訪れた温泉ということもあり、とても思い出深い温泉。
薬用湧泉として、古くはフェニキア人、古代ローマ人にもすでに知られていたとか。
現在の温泉宿泊施設は、アラブ人や古代ローマ人の廃墟跡に
1777年に建てられた建物がベースとなっていて、
オレンジの木ほか緑豊かなパティオ(中庭)があるなど、アラブ色濃厚で異国情緒たっぷり。
ホームページをみると、いまはさらに改装されてかなりきれいになっているようです。
わたしたちが訪れたときはまだ改装前のお風呂でしたが、それもまた一興でした。
素っ裸で入れたことも満足度アップに貢献。
大晦日の晩は、大食堂に宿泊客が全員集合で年越し晩餐会。
この食堂も、アラビア文字、タイル、アーチといった室内装飾がふんだんで、
まるでアルハンブラ宮殿の一室で食事しているようなムード。
食べて飲んでしゃべって踊ってと、フルに楽しんで、
ふと疲れて外に出てみると、ちょうど満月の頃。
露天風呂(屋外プール)に浸かりながらの満月鑑賞、新年早々の二日酔い朝風呂も忘れがたい。