ポサス・オウタリス/Pozas Outariz(オウレンセ県)                         ♨ 川辺の無料公衆温泉公園

 

泉温:60℃

成分:フッ素、ケイ酸塩、重炭酸ナトリウム、弱ミネラル

露天:のみ(屋外プールだけ)

標高:

http://www.termasourense.com/pozas-outariz

 

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初入♨:2013年7月下旬 


Pozaとは、水たまり、淵のこと。

川辺に、石で囲んだ小池状のプールがいくつもあり、

それぞれで水温が異なります。

 

海のない県だからか、夏の水遊び場として、家族客でにぎわっていました。

とはいえ、地元の人が好むのはぬるめの水たまり。

わたし好みの熱めの池は、入るなりそそくさと出ていく人が多く、

ほぼ独占気分。

 

もう少し下流にも、ブルガス・デ・カネド/Burgas de Canedoという

無料公衆温泉があるようです。


混雑を避けたい方、日本式温泉情緒を味わいたい方は、

少し上流のオウレンセ温泉(Termas Outariz, Ourense Onsen)がいいかも。

こちらは有料です。

「温泉」の漢字と「♨」マークの案内板があり、一瞬、ここは日本かと錯覚。



アス・ブルガス温泉プール/Piscina termal As Burgas(オウレンセ県)                 ♨ 町のどまんなかにある無料市民プール

 

泉温:60〜67℃(プールは37℃)

成分:アルカリ金属、リチウム、フッ素、ケイ酸塩、ラジウム

露天:のみ(屋外プールだけ)

標高:

http://www.termasourense.com/piscina-termal-as-burgas

 

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いかにも町の市営プール、といった風情。

この地の長い歴史が感じられる公園のなかにあります。



クンティス温泉/Balneario Termas de Cuntis(ポンテベドラ県)                                                                             ♨ ガリシア最大級規模

 

泉温:25〜60℃(源泉によっていろいろ)

成分:硫黄、ナトリウム、フッ素、ケイ酸塩、重炭酸ナトリウム、リチウム

露天:なかったように思います

標高:160m

http://www.termasdecuntis.com/balneario/

 

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初入♨:2007年3月上旬


ケルト人や古代ローマ人にすでに知られていたと考えられる古い温泉地域。

拡張・改装を繰り返したいまの施設はモダンで広すぎて、

やや味わいに欠けたためか、さほど印象に残っていません。


アクニャ温泉/Balneario de Acuña(ポンテベドラ県)                                                                                                ♨ 巡礼の道ポルトガル・ルートにある「王様の温泉」の薬用鉱泉

 

泉温:42℃

成分:炭酸水素塩、フッ素、ケイ酸塩、リチウム、硫黄、ラジウム、窒素

露天:あり(屋外プール)

標高:22m

http://www.balnearioacuna.com

 

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初入♨:2003年7月中旬


「王様の温泉」を意味する、カルダス・デ・レイスという地域にあります。


ケルト人以前から人が定住していたこのあたりを、

古代ローマ人が「温水の村」と呼び、すでに温泉を利用していたようです。


「王様の温泉」という地名に変わったのは、

アルフォンソ7世(12世紀)が王になる以前に育ったこの地が

のちに王領となったのが由来だとか。


ガリシア州は雨が多く緑豊かで、なんとなく日本の風景に近く、

しっとりした趣きがあります。

乾燥したアンダルシアに住んでいる身には、目にも肌にもうれしい土地。


ウミア川のほとりに1812年に建てられた現施設にも、

日本の川原にある温泉宿的な風情がありました。


「巡礼の道」ポルトガル・ルートを歩いていたときに1泊。

(ポルトガル・ルートは、トゥイからサンチアゴ・デ・コンポステーラまで約5日間)

バブルバスで足の疲れがとれ、気分的にもすっきりした思い出があります。